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「SaaS業界で営業職として転職したいけど、職種が多すぎてどれが自分に向いてるかわからない。」そんな方のために、SaaS営業の代表的な4職種(インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセス・プリセールス)の仕事内容・年収・向いている人を一覧で比較します。
あわせて、前職別にどの職種を狙うのが現実的か、選考では何を見られるかまで、第二新卒・20代からのSaaS転職の進め方をまとめて解説します。
まずは結論
結論から言うと、SaaS営業は4職種に分かれており、仕事内容も向いている人もそれぞれ違います。マーケティング・インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスの違いを先に押さえると、応募先の選び方が変わります。
この記事でわかること
- SaaS営業4職種(インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセス・プリセールス)の仕事内容の違い
- 職種ごとの年収レンジと向いている人の特徴
- 第二新卒・未経験からSaaS営業に転職する進め方
SaaS営業4職種を一覧比較
SaaS営業は主にマーケティング→インサイドセールス→フィールドセールス→カスタマーサクセスという分業体制で回っており、それぞれの職種で求められるスキルや成果の見え方が大きく異なります。まずは全体像を一覧で比べてみましょう。
| 職種 | 主な仕事内容 | 年収レンジ目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| インサイドセールス | 見込み客に架電・メールでアプローチし、商談を創出 | 350万~700万円 | コツコツ数をこなせる人 |
| フィールドセールス | 商談を担当し、提案・クロージングで受注をまとめる | 400万~900万円 | 決める力・交渉力がある人 |
| カスタマーサクセス | 導入後の顧客に伴走し、活用促進・解約防止・アップセル | 300万~800万円 | 縁の下の力持ちタイプ |
| プリセールス | 商談に同席し、製品の仕組みやデモで技術面を説明する | 450万~900万円 | 仕組みを噛み砕いて説明できる人 |
各職種の詳しい解説はこちら
- マーケティング職とは?仕事内容・年収・未経験転職の難易度を解説
- インサイドセールスはやめとけ?気になる1日の働き方を紹介
- フィールドセールスとは?インサイドセールスとの違い・向いている人・きつい瞬間を解説
- カスタマーサクセスとは?未経験からのなり方・年収・向いている人を彻底解説
4職種の違いが分かったら、自分の経歴でどこが狙えるかを確認する番です。SaaS企業を横断して見ている担当者なら具体的に判断してくれます。
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未経験・第二新卒からSaaS営業に転職するには
「SaaSはベンチャーが多くて心配」「自分にできる仕事なのか不安」という声もありますが、SaaS業界全体のメリット・デメリットについてはSaaS転職はアリかナシかの判断材料でも詳しく解説しています。不安な方は先に目を通しておくと安心です。
転職を進める際は、まず自分のこれまでの経験(接客・営業・サポート業務など)が、上表のどの職種に活かせそうかを棚卸しすることから始めましょう。そのうえで、SaaS業界に特化した転職エージェントを活用すると、未経験可の求人情報や選考対策を効率的に得られます。
どの職種から入るか
4つの職種は入口としての難易度が違います。未経験からの転職なら、次の順で考えると現実的です。
未経験の入口はインサイドセールス
電話やメールでの接点づくりが中心のため、業界知識が浅くても始めやすい職種です。求人数も比較的多くなります。
対人の経験があるならフィールドセールス
前職で商談や折衝の経験があれば、そのまま活かせます。売上責任を持つぶん、評価も分かりやすくなります。
支援が向くならカスタマーサクセス
売って終わりではなく、使ってもらう部分に関わります。前職で運用や教育の経験があると強みになります。
専門性を積むならプリセールス
製品知識と提案力の両方が要るため、他職種を経てから移る人が多くなります。最初の入口としては難易度が上がります。
後工程の商談を担う職種はフィールドセールスの仕事内容と年収にまとめています。
4職種のうち、第二新卒が最初に就きやすいのはどれか
求人の数で見ると、インサイドセールスとカスタマーサクセスが入口になりやすいです。どちらも社内で完結する業務が多く、製品知識を身につけながら進められるためです。フィールドセールスは商談の経験を求められることが多く、未経験からいきなり就くケースは相対的に少なくなります。
職種は入社後に変わることがある
SaaS企業は組織の組み替えが早く、入社時の職種のまま数年いるとは限りません。インサイドセールスで実績を出してフィールドセールスへ移る、カスタマーサクセスから企画側へ回る、といった動きは珍しくありません。求人票の職種名だけで将来を決め込まないほうがよいでしょう。
4職種に共通して見られること
どの職種でも、数字を追うことと、他部署と連携することの2つは共通します。分業体制である以上、自分の工程だけを見ていると全体が回りません。面接では「前職で他部署とどう連携したか」を具体的に話せると、職種を問わず評価されやすくなります。
未経験から入るときに確かめる3点
担当する顧客の規模、扱う製品の単価、目標の設定単位——この3つを面談で聞くと、同じ職種名でも日々の動き方の違いが見えてきます。求人票には書かれていないことが多いので、必ず口頭で確かめてください。
前職別|どの職種から狙うのが現実的か
4職種のどれを目指すかは、興味だけでなく「これまでの経験のどこが評価されるか」で決まる部分が大きいです。第二新卒は在籍期間が短いぶん、職種名よりも「何を任されていたか」を見られます。
| これまでの仕事 | 相性がよい職種 | 評価されやすい点 |
|---|---|---|
| 無形商材の法人営業 | フィールドセールス | 提案の組み立て方と商談の進め方がそのまま活きます |
| 個人向け・有形商材の営業 | インサイドセールス | 数をこなす耐性と、断られても切り替えられる姿勢 |
| 販売・接客 | カスタマーサクセス | 相手の困りごとを聞き出して先回りする習慣 |
| 事務・アシスタント | インサイドセールス/カスタマーサクセス | 記録を残す、期日を守るといった運用の正確さ |
| エンジニア・技術職 | プリセールス | 製品を仕組みから説明できること |
※ 表は横にスクロールできます
たとえば販売職から転職する場合、「営業経験がないので不利では」と考えがちですが、カスタマーサクセスが見ているのは受注の実績ではありません。目の前の相手が何に困っているかを察して動けるかどうかです。店頭で顧客の様子から要望を先読みしていた経験は、そのまま説明の材料になります。
逆に、法人営業の経験があってもインサイドセールスに応募すると、経験の一部しか使われないことがあります。相性は「経験が多いか少ないか」ではなく、仕事の進め方が近いかどうかで決まります。
4職種で、選考の見られ方はどう違うか
同じSaaS企業の求人でも、職種が変われば面接で確かめられることは変わります。未経験の選考では、実績よりも「その仕事の負荷に耐えられるか」を見られます。何がその負荷にあたるかが職種ごとに違う、と考えると整理しやすいです。
| 職種 | 選考で確かめられること | 答えの材料になる経験 |
|---|---|---|
| インサイドセールス | 断られ続けても手が止まらないか、記録を残せるか | 前職で件数を扱った経験と、その数字 |
| フィールドセールス | 相手の課題を聞き出して提案に変えられるか | 商談や交渉の進め方を自分の言葉で説明できること |
| カスタマーサクセス | 相手の状況を想像して先に動けるか | 困りごとに先回りして対応した具体例 |
| プリセールス | 専門的な内容を、詳しくない相手に噛み砕けるか | 技術や仕組みを社内外に説明した経験 |
※ 表は横にスクロールできます
注意したいのは、インサイドセールスの「件数」を前職の営業成績と読み替えないことです。ここで見られているのは成果の大きさではなく、断られた次の1件に向かえるかどうかです。アルバイトの声かけや、事務職での問い合わせ対応でも材料になります。
プリセールスだけは前提が少し違い、製品知識が求められるぶん未経験からの入口は狭くなります。技術的な下地がない場合は、まず他の3職種から入って製品に触れる、という順序のほうが現実的です。
求人票では職種名がばらばら|呼び方の対応表
4職種の違いを理解しても、求人サイトを開くと「SDR」「AE」「CSM」といった略称が並んでいて、どれがどの職種なのか分からないことがあります。SaaS業界は職種名に英語の略称を使う企業が多く、同じ仕事でも会社によって呼び方が変わります。ここでつまずいて応募先を絞れなくなる人は少なくありません。
| 求人票でよく見る表記 | あたる職種 | 見分ける手がかり |
|---|---|---|
| SDR/インサイドセールス | インサイドセールス | 問い合わせや資料請求への対応が中心と書かれている |
| BDR/新規開拓 | インサイドセールス | こちらから企業を選んで連絡する、と書かれている |
| AE/アカウントエグゼクティブ | フィールドセールス | 商談から受注までを担当する、と書かれている |
| CSM/カスタマーサクセス | カスタマーサクセス | 導入後の活用支援や解約防止に触れている |
| セールスエンジニア/ソリューションアーキテクト | プリセールス | 商談への技術的な同席や製品デモに触れている |
※ 表は横にスクロールできます
SDRとBDRはどちらもインサイドセールスですが、中身はかなり違います。SDRは向こうから来た問い合わせに応じる仕事で、BDRは自分から企業を選んで連絡する仕事です。未経験から入るなら、相手がすでに関心を持っているSDRのほうが負荷は軽くなります。
求人票の職種名だけで判断せず、仕事内容の欄に誰に、どこから接触するのかが書かれているかを確かめてください。ここが書かれていない求人は、入社後に想像と違ったと感じやすい部分です。
入社後、4職種はどうつながっていくか
SaaS企業の営業組織は職種が分かれているぶん、入社時の職種が一生の職種にはなりにくいという特徴があります。最初の配属だけで将来が決まると考えると、選択が必要以上に重くなります。
よくある流れは、インサイドセールスで顧客の課題の型を覚えてからフィールドセールスに移るものです。見込み客との会話量が多い職種なので、業界の言葉や典型的な悩みが早く身につきます。逆にフィールドセールスから、導入後の支援に関心が移ってカスタマーサクセスへ動く人もいます。
プリセールスは、フィールドセールスやカスタマーサクセスで製品理解を深めた人が移るケースが目立ちます。最初から狙うより、結果的にたどり着く職種と考えたほうが実態に近いです。
つまり4職種は横並びの選択肢というより、入口の違いです。第二新卒の段階では、どれが一番良いかを決めきるより、自分の経験がそのまま説明できる入口を選ぶほうが選考は通りやすくなります。
SaaS営業職についてよくある質問
未経験でも4職種のどれかには入れますか
インサイドセールスとカスタマーサクセスは、未経験可の求人が比較的多い職種です。どちらも入社後の研修や型が用意されている企業が多く、前職の職種を問わない募集が見つかります。一方でプリセールスは製品知識が前提になるため、未経験からの応募先は限られます。
営業の経験がまったくなくても大丈夫でしょうか
職種名としての営業経験がなくても、応募は可能です。選考で見られるのは、相手の話を聞いて必要なことを整理できるか、記録を残して次につなげられるかといった進め方の部分です。事務職や販売職での経験を、この観点で言い換えられるかが分かれ目になります。
入社後に職種を変えることはできますか
企業によりますが、社内公募や異動の仕組みを持つ会社は珍しくありません。インサイドセールスからフィールドセールスへ、といった移り方は実際によくある流れです。選考の段階で、職種間の異動の実績があるかを質問しておくと判断材料になります。
4職種のうち、求人の数が多いのはどれですか
募集の数で見るとインサイドセールスとフィールドセールスが中心になりやすい傾向があります。ただし企業の成長段階によって採用したい職種は変わるため、職種で絞る前に、興味のある企業がいまどの職種を募集しているかを見るほうが早いことも多いです。
どこから調べ始めればよいですか
まず自分の前職の経験がどの職種で説明しやすいかを決め、その職種名で求人を見るのが遠回りに見えて確実です。そのうえで、気になる企業の他職種の募集も併せて見ておくと、社内での動き方の見当がつきます。
まとめ
SaaS営業と一口に言っても、マーケティング・インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスで仕事内容も向いている人も大きく異なります。まずは比較表で全体像をつかみ、気になった職種の詳細記事を読んで、自分に合うキャリアを見つけてみてください。
SaaS業界の転職に強いエージェントについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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