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まずは結論
結論から言うと、SaaS業界の職種の多くは文系・未経験から入れます。求められるのは技術力より、顧客の課題を聞き取って言語化する力だからです。
はじめに
「IT業界は専門知識がないと難しそう…」
「文系でSaaS業界に転職したいけど、どんな職種があるかわからない…」

IT業界、とくにSaaS業界は、
需要が伸びているよ。
どんな職種があるか気になる読者の方は先見の明があるね。
「セールス」
「カスタマーサクセス」
「導入コンサル」
といった主要な職種の仕事内容から、
この記事では、
未経験でも活かせるスキル、
具体的な転職成功のポイントまで解説します。
ぜひ最後までご覧ください!
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SaaS業界とは?「売って終わり」にならない仕組み
SaaSは「Software as a Service」の略です。インターネット経由で使うソフトウェアを指します。
買い切りのパッケージソフトと違い、料金は月額または年額です。
この違いが、働き方にそのまま影響します。
図1|買い切り型とSaaS型で「売上が立つ瞬間」が違う
買い切り型
- 契約した時点で売上が確定
- 売ったあとは別の顧客へ
- 評価されるのは受注金額
SaaS型
- 毎月使われて初めて売上
- 解約されると積み上げが崩れる
- 評価されるのは継続率も含む
だからSaaS企業には「売る人」と「使い続けてもらう人」が別々にいます。

仕組みは分かりましたが、それが働くうえで何に効いてくるんでしょうか。

評価される数字が変わります。「今月いくら売ったか」だけでなく、「先月までに獲った顧客が今月も使っているか」まで見られます。
この構造から、SaaS企業の職種はかなり細かく分かれています。後半でひとつずつ見ていきます。
SaaSには、特定の業界向けのものと、業界を問わず使われるものがあります。前職の経験の活かし方はバーティカルSaaSとホリゾンタルSaaSの違いで整理しています。
第二新卒でSaaSを選ぶと、何が有利で何が不利か
先に両方を並べます。不利な面を知らずに入ると、入社後に「思っていたのと違う」となります。
| 有利な面 | 不利な面 |
|---|---|
| 未経験歓迎の求人がまだ多い | 1件あたりの金額は大きくない |
| 職種が分かれていて、担当範囲が明確 | 歩合で大きく稼ぐ働き方には向かない |
| 数字の管理が仕組み化されていて、型を学べる | 顧客ごとの作り込みはできない |
| リモートや服装自由など、働き方が柔軟な会社が多い | 設立から間もない会社が多く、制度が整っていないこともある |
とくに見落とされやすいのが、右側の1つ目です。
SaaSは月額課金なので、1件の契約でその月に立つ売上は数万円ということも珍しくありません。不動産や人材のように、1件で大きく動く営業とは手ごたえが違います。

やりがいを感じにくい、ということでしょうか。

感じどころが違う、が正確です。1件の大きさではなく、積み上がった数と続いている期間を見て手ごたえにする仕事です。ここが合うかどうかは先に確かめておくと安全です。
SaaS企業が第二新卒に何を求めているか
求人票には「未経験歓迎」としか書かれていないことが多いです。実際に見られているのは、次の3つです。
この章で分かること
- 相手の困りごとを聞き出せるか
- 続く前提でものを考えられるか
- やり方が変わることを受け入れられるか
① 相手の困りごとを聞き出せるか
SaaSは、無くても仕事が回っている相手に売ります。
だから「何が不便ですか」と聞いても、たいてい「特には」と返ってきます。
話を聞きながら、本人がまだ言葉にしていない不便を見つける——ここが仕事の中心です。面接でも、前職で人の話をどう聞いていたかを問われます。
② 続く前提でものを考えられるか
契約が取れても、使われなければ解約されます。
その場を締めることより、半年後も使ってもらえるかを考えられる人が求められます。
③ やり方が変わることを受け入れられるか
製品もトークの型も、数か月単位で更新されます。
去年のやり方が今年は通じないという場面が普通にあります。

この3つは前職の業界とは関係なく答えられます。「SaaSの知識がないから不利だ」と考えなくて大丈夫です。
未経験で入れるのは今だけか|求人票から読み取る3つの手がかり
「未経験歓迎の枠は今のうち」と言われがちですが、これは確かめられます。求人票の次の3か所を見てください。
図2|未経験枠が開いているかを求人票で確かめる
▼
▼
3つとも当てはまらない求人は、未経験で受けても通りにくい枠です。
この3点は募集要項を見るだけで判断できます。エージェントに聞く前に自分で絞り込めるので、面談の時間を「どこを受けるか」に使えます。

「未経験歓迎」の4文字だけ見ていました。同じ言葉でも中身が違うんですね。
ここまでが業界そのものの話です。次からは、実際にどの職種があるのかを1つずつ見ていきます。
SaaSにおける「セールス」について
企業の成長に直結し、
成果が数字で明確に現れるSaaSセールスは、
まさに業界の「花形」職です。
単なるモノ売りではなく、
顧客の課題を解決に導くコンサルタントとしての側面が強いのが特徴です。
詳しい仕事内容とセールスの種類
セールスは3つに大別されます。
- インサイドセールス
- フィールドセールス
- パートナーセールス
インサイドセールス
電話やWeb会議を通じて
見込み顧客の課題を明確にし、
商談機会を創出するチームの
司令塔です。
フィールドセールス
顧客を直接訪問し、
具体的な提案とクロージングで
契約を勝ち取る、営業チームの
エースストライカーとして活躍します。
パートナーセールス
販売代理店と連携を深め、
販路を拡大するための戦略を練る
戦略家です。
SaaSセールスに求められるスキル|未経験でも活かせる強みとは?
SaaSセールス職へ転職は未経験でも可能です。
ただし下記スキルを求められますので、その点には注意が必要です。
- 課題解決能力
- コミュニケーション能力
- 目標達成意欲
- レジリエンス(精神的な回復力)
課題解決能力
顧客の言葉の裏にある「本当の悩み」を
見抜き、最適な解決策を提示する力です。
コミュニケーション能力
顧客のニーズを引き出す高度なヒアリング力、
分かりやすく魅力を伝えるプレゼン力、
そしてスムーズに合意形成を図る
交渉力を兼ね備えています。
目標達成意欲
設定された数字へのコミットメントと、
厳しい状況でも結果を出すための
強いプレッシャー耐性を持っています。
レジリエンス
(精神的な回復力)
たとえ断られたとしても、
すぐに気持ちを切り替え、
前向きに次へ進めるしなやかさが強みです。
【第二新卒向け】SaaSセールスへの転職を成功させるアピール方法
結論、営業経験なしでも問題ありません。
前職での
「顧客との対話で何かを解決した経験」や
「目標達成のために工夫した経験」を具体的に伝えましょう。
例えば
「飲食店のアルバイトで、お客様の好みに合わせてメニューを提案し、リピートに繋げた」
といった経験は、
SaaS営業の適性を示す立派なエピソードです。
業界への学習意欲をアピールすることも重要です。
SaaSにおける「カスタマーサクセス(CS)」について
契約後の顧客を成功に導き、
長期的な関係を築き上げていく、、
それがカスタマーサクセス(CS)です。
「解約率(チャーン)の低下」が事業の生命線であるSaaSビジネスにおいて、
その重要性はますます高まっています。
この章で分かること
- 詳しい仕事内容
- カスタマーサクセスに向いている人とは?求められるスキル
- 【第二新卒向け】カスタマーサクセスへの転職を成功させるアピール方法
詳しい仕事内容
CSは受け身のサポートではありません。「顧客の成功」を能動的に創り出す、まさに「伴走者」です。
- オンボーディング支援
- ヘルススコア分析
- 活用支援・コンサルティング
- アップセル・クロスセルの提案
- 製品へのフィードバック
アップセルとクロスセルの違いと、面接での説明の仕方はアップセル・クロスセルとは?でまとめています。
オンボーディング支援
導入初期のつまずきをなくし、
お客様がスムーズにサービスを
利用開始できるようサポートします。
ヘルススコア分析
利用データから「顧客の健康状態」を診断し、
解約の兆候を早期に発見することで、
事前に対策を講じます。
活用支援・コンサルティング
定期的な面談を通じて、
より高度な活用方法や業務改善の
具体的な提案を行います。
アップセル・クロスセルの提案
顧客の成長段階に合わせた
最適な追加提案を行うことで、
顧客生涯価値(LTV)の最大化を目指します。
製品へのフィードバック
お客様からいただいた貴重な声を
開発チームに届け、サービスの品質を
継続的に進化させていきます。
カスタマーサクセスに向いている人とは?求められるスキル
- 傾聴力・共感力
- ホスピタリティ
- 課題解決能力
- データ分析力
傾聴力・共感力
お客様の課題や感情に
心から寄り添い、理解する力。
ホスピタリティ
お客様の成功を自分のことのように
喜べる、高い貢献意欲です。
課題解決能力
お客様の潜在的な問題を見つけ出し、
具体的な解決策を提示する力。
データ分析力
客観的なデータから顧客の状態を正確に読み解き、
最適なサポートへと繋げる力です。
【第二新卒向け】カスタマーサクセスへの転職を成功させるアピール方法
営業事務からカスタマーサクセスへ、
販売職からカスタマーサクセスへ
といった異業種からの転職事例は多いです。
前職での
「丁寧な顧客対応経験」
「サポート経験」
「傾聴力」を強調しましょう。
「この製品を通じて顧客にどんな成功を届けたいか」を自分の言葉で語ることが、
カスタマーサクセス未経験からの転職を成功させる鍵です。
SaaSにおける導入コンサルタント/プリセールスについて
専門知識を活かし、技術とビジネスの間に立ってプロジェクトを成功に導く専門職です。
文系出身の未経験者も多く活躍しています。
詳しい仕事内容
- 導入コンサルタント
- プリセールス(セールスエンジニア)
導入コンサルタント
大規模プロジェクトの「現場監督」として、
顧客の業務を深く分析し、
システムの要件定義から導入プロジェクトの推進までを担います。
ITコンサル未経験からでも、
論理的思考力を武器に挑戦可能です。
プリセールス
(セールスエンジニア)
営業に同行する「技術の翻訳家」です。
顧客の技術的な質問に的確に回答し、
製品デモを通じて、提案の信頼性を
高める重要な役割を担います。
導入コンサル/プリセールスに必要なスキルと資格
必要なスキル、資格は下記になります。
- 論理的思考力
- プロジェクト推進力
- ITリテラシー
論理的思考力
複雑な情報を整理・構造化し、
課題を論理的に解決へと導く力です。
プロジェクト推進力
多くの関係者を巻き込みながら、
計画を確実に前に進めるための
推進力と調整力。
ITリテラシー
ITパスポートや基本情報技術者試験、
クラウド系の基礎資格(AWS CLFなど)があると、
学習意欲の証明となり転職に有利です。
【第二新卒向け】導入コンサルへの転職を成功させるアピール方法
「前職で業務フローの改善提案をした」
「複数の部署が関わるイベントを企画・運営した」など、
複雑な情報を整理して他者に伝え、
物事を前に進めた経験をアピールしましょう。
その他にも「プロダクトマーケティング/Webマーケティング」がある
データとアイデアを駆使して、
製品の価値を世の中に広め、見込み顧客を集める仕事です。
ビジネスの成長の起点となる重要な役割を担います。
この章で分かること
- 詳しい仕事内容
- SaaSマーケターに求められるスキル
- 【第二新卒向け】Webマーケティングへの転職を成功させるアピール方法
詳しい仕事内容
市場調査から広告運用、コンテンツ制作まで、BtoBマーケティングの活動は多岐にわたります。
代表的な役割は下記になります。
- コンテンツマーケティング
- Web広告運用/SEO対策
- イベント企画・運営
コンテンツマーケティング
ブログ記事、ホワイトペーパー、
導入事例記事などの企画・制作を通じて、
見込み顧客の獲得と育成を担います。
Web広告運用/SEO対策
データに基づいた戦略で、
Web広告の運用やSEO対策を行い、
集客効果を最大化します。
イベント企画・運営
ウェビナーや展示会などのイベントを企画・運営し、
新たなリード(見込み顧客)を獲得する
重要な役割です。
SaaSマーケターに求められるスキル
- データ分析力
- 企画力・発想力
- デジタルマーケティング知識
データ分析力
Googleアナリティクスなどのツールを使い、
施策の改善点を論理的に導き出す力です。
企画力・発想力
ターゲット層に深く響く
魅力的なコンテンツを
生み出すクリエイティビティ。
デジタルマーケティング知識
SEO、Web広告、MAツールなど、
デジタルマーケティング全般に関する
幅広い基礎知識を有しています。
【第二新卒向け】Webマーケティングへの転職を成功させるアピール方法
Webマーケティング未経験でも、
「大学のゼミで企画発表をした」
「個人のSNSでフォロワーを増やす工夫をした」といった経験がアピールになります。
独学でGoogleアナリティクス認定資格(GAIQ)を取得するのも、熱意を示す上で非常に有効です。
よくある質問(FAQ)
この記事で紹介した職種の多くは、入社時点での高度なIT知識よりも、
論理的思考力やコミュニケーション能力、そして学習意欲を重視します。
入社後の研修制度が充実している企業も多いので、安心して挑戦してください。
30代の場合、第二新卒とは少し異なりますが、これまでの社会人経験で培った課題解決能力や
マネジメントスキル、特定の業界知識などが高く評価されることがあります。
前職の経験をSaaS業界でどう活かせるかを具体的に示すことが重要です。
「顧客と対話し、課題を解決した経験」です。
販売職や接客業など、人と接する仕事の経験は大きな強みになります。
まとめ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
SaaS業界には、
未経験の第二新卒が輝ける多様な職種が存在します。
あなたが、自身に合った職種を選び、
より良い環境で働けることを心から願っています。
どの職種で何を得られるのか、
簡単にまとめてましたので、ぜひご参考に!
成果を追い求めたいなら → セールス
人を支え、成功を共に喜びたいなら → カスタマーサクセス
ロジックで複雑な課題を解きたいなら → 導入コンサル/プリセールス
データとアイデアでビジネスを動かしたいなら → マーケティング
また、当サイトでは、
転職の際に「転職エージェント」の利用をおすすめしています。
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- SaaS企業に特化し、取引企業は500社超
- 利用者の84%が25〜35歳
- 担当者とLINEで連絡できる
※内容は運営会社の公式サイト(株式会社学情)・媒体向け資料とA8.netの掲載文(株式会社エムエム総研)より。2026年10月に確認。登録・相談はどちらも無料です。
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