転職先でスキル不足を感じたら|第二新卒が最初の半年でやること

第二新卒

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この記事の結論
  • 入社直後に感じる差の多くは、能力ではなく前提知識の差
  • 「足りない」を業務知識・専門技術・社内の文脈の3つに分けると動ける
  • 埋めるのは業務に直結するものだけ。全部を追わない
  • 半年での到達点は「一人で回せる範囲を1つ作る」

転職して数週間から数か月のうちに、周りとの差を感じて手が止まることがあります。会議で出てくる言葉が分からない、依頼された作業の見積もりが立たない、質問しようにも何が分からないのかを言葉にできない。

この記事では、感じている「スキル不足」を分解して、埋めるべきものと放っておいてよいものを切り分ける方法を説明します。

入社直後の差は、能力ではなく前提の差

中途入社では、周りは同じ業務を数年続けている人たちです。その差は能力の差ではなく、前提として持っている情報の量の差です。

具体的には、社内で使われる略語、過去に何を試して失敗したかの経緯、誰に聞けば話が早いかといったものです。これらは調べても出てこないため、外から来た人が最初に感じる壁になります。

前提の差は時間で埋まりますが、自分から取りにいかないと1年経っても埋まりません。以降では、その取りにいき方を具体化します。

「覚えられない」と「足りない」は別

この2つは混ざりやすいので、先に分けておきます。

覚えられないスキルが足りない
困っている場面教わった手順を再現できない手順は分かるが判断ができない
原因記録の取り方、量、慣れ前提知識や技術の不足
効く対処メモの形を変える、繰り返す必要な知識を絞って学ぶ
解消の目安数週間〜3か月半年〜1年

※ 表は横にスクロールできます

手順そのものが再現できない段階なら、転職先で仕事を覚えられないと感じたときのほうが近い内容です。ここから先は、手順は分かるのに判断ができない場合を扱います。

足りないものを3つに分ける

「スキルが足りない」とひとまとめにすると手が出せません。次の3つに分けると、それぞれ打ち手が変わります。

分類具体例埋まる速さ
業務知識扱う商材、顧客の業界用語、社内の申請フロー速い(数週間)
専門技術ツールの操作、分析、資料作成の型中くらい(数か月)
社内の文脈過去の経緯、判断の慣習、誰が何を決めるか遅い(半年〜)

※ 表は横にスクロールできます

多くの人が焦るのは3つ目ですが、これは自分の努力だけでは短縮できません。会議に出て、雑談を聞いて、少しずつ溜まるものです。

逆に1つ目の業務知識は、資料を読めば数週間で埋まります。最初に手を付けるならここです。

埋めるものと、埋めなくていいもの

周りができることを全部できるようにしようとすると、いつまでも終わりません。判断の基準は1つで、いま任されている業務に直結するかどうかです。

例:担当が既存顧客の対応なら、新規開拓の手法は今は不要です。同じ部署の人ができていても、自分の担当範囲の外なら後回しで構いません。

放っておいてよいものを決めると、残ったものが少なくなり、順番がつけられます。「全部足りない」と感じている状態から抜けるには、まず引き算をしてください。

引き算をしても残る量が多すぎるなら、任されている範囲そのものが広すぎる可能性があります。他社の同じ職種がどこまでを1人で持つのかは社内では分からないので、営業経験があってSaaS業界も見てみたい方はSaaS特化のエージェントに無料相談すると、比較の材料が手に入ります。

最初の半年でやること

1〜2か月目|言葉を揃える

分からない用語をその場でメモし、1日の終わりにまとめて調べます。意味が分かるだけで、会議で拾える情報が一気に増えます

3〜4か月目|自分の担当を一周する

担当業務を最初から最後まで一度自分で回します。途中で詰まった箇所が、埋めるべき技術の一覧になります。

5〜6か月目|任される範囲を1つ作る

半年での現実的な到達点は、全部ができることではありません。確認なしで任せてもらえる範囲が1つある状態を目指します。

聞き方を変えると差が縮む

「分かりません」だけでは相手も答えようがありません。自分の理解をどこまで言葉にできるかで、返ってくる情報の質が変わります

避けたい聞き方伝わる聞き方
この作業が分かりませんAまでは進めましたが、Bの判断基準が分かりません
どうすればいいですか2つの方法を考えましたが、どちらが普通か教えてください
何を勉強すればいいですかこの業務で最初に押さえるべき知識はどれですか

聞く前に自分の理解を1行にまとめる習慣がつくと、何が分かっていないかが自分でも見えるようになります。

半年たっても埋まらないと感じたとき

半年やっても差が縮まらない場合、原因が自分の側にないこともあります。教える体制がない、任される業務が細切れで一周できない、といった環境の問題です。

見分け方は、同じ時期に入った人や前任者がどうだったかを聞くことです。全員が同じところで詰まっているなら、それは個人の問題ではありません。

環境側の問題だと分かったときは、社内で担当を変えてもらう相談が先です。それでも動かない場合に、次を考えることになります。

スキル不足についてよくある質問

入社何か月まではできなくても普通ですか

職種にもよりますが、3か月は教わりながら進む前提の企業が多いです。半年で担当業務を一周、1年で一人称で回せる範囲ができる、というのが一つの目安になります。

資格を取れば埋まりますか

業務に直結する資格なら助けになりますが、順番としては後です。まず業務知識を埋めるほうが早く効きます。資格は、担当範囲が固まってから選ぶと無駄がありません。

周りに聞くのが申し訳なく感じます

聞かずに手が止まっているほうが、結果として周りの時間を使います。聞く前に自分の理解を1行にまとめておけば、相手の負担は大きく減ります。

前職の経験がまったく活きていない気がします

業務の中身が違っても、進め方や報告の仕方は持ち越せます。活きていないのではなく、活きている部分が目立ちにくいだけのことが多いです。

まとめ|引き算してから埋める

この記事のまとめ
  • 入社直後の差は能力ではなく、前提として持っている情報の差です
  • 「足りない」を業務知識・専門技術・社内の文脈の3つに分けます
  • 埋めるのはいま任されている業務に直結するものだけです
  • 半年の到達点は、確認なしで任される範囲が1つある状態です
  • 聞く前に自分の理解を1行にまとめると、返る情報の質が変わります
  • 全員が同じところで詰まっているなら、環境側の問題を疑います

\ 環境の問題かどうかは、外から見ると分かることがあります /

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