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気になる企業から「中途採用説明会」の案内が届いたとき、参加すべきか迷いませんか。新卒のときのように大勢で話を聞く場なのか、それとも選考の一部なのか、案内文だけでは分かりません。
結論から言うと、中途の説明会は「選考の前段」であることが多く、行く価値があります。ただし全部に出る必要はありません。判断できる基準がひとつあります。
- 案内文に「選考」の語があるかで性格が変わる
- 個別面談の枠があるなら実質的に選考の入口
- 見るのは事業説明ではなく登壇者の顔ぶれ
- 応募を決めている企業なら出なくてよい
中途の会社説明会は行くべきか
応募を迷っている段階なら行く価値があります。求人票と採用ページだけでは分からない、事業の優先順位や組織の作り方が聞ける場だからです。
一方ですでに応募を決めているなら、出なくても不利にはなりません。説明会の参加が選考条件になっている企業なら案内にその旨が書かれています。書いていなければ任意です。
新卒の合同説明会とは目的が違う
中途向けの説明会は、企業が単独で開くものがほとんどです。参加人数も10名から30名程度で、質疑の時間が長く取られます。
新卒の合同説明会が「知ってもらう場」なのに対し、中途はすでに関心を持っている人を選考へ運ぶ場です。そのため終了後に個別面談の枠が用意されていたり、その場で応募書類の提出を案内されたりします。転職フェアの回り方と比べると、1社を深く知る形式だと考えると分かりやすくなります。
オンライン開催の場合は、カメラをオンにできるかどうかも確認しておきます。顔が見える状態で参加すると、個別面談の案内が来やすくなります。担当者からすると、関心の度合いが伝わる相手のほうが声をかけやすいためです。移動時間がかからない分、複数社を1週間で見比べることもできます。
案内文で3つの型に分ける
参加するかどうかは、案内文の言い回しで判断できます。3つの型に分かれます。
| 型 | 案内文の特徴 | 選考との関係 | 出るべきか |
|---|---|---|---|
| ①情報提供型 | 「事業紹介」「どなたでも」 | 関係しない | 迷っているなら出る |
| ②面談併設型 | 「希望者は個別面談も」 | 実質的な入口 | 出る価値が高い |
| ③選考一体型 | 「説明会兼一次選考」 | 選考そのもの | 面接の準備で出る |
※ 表は横にスクロールできます
③は服装も受け答えも面接と同じ扱いで臨みます。案内に「選考」の2文字があれば、その日から選考が始まっていると考えます。
説明会を開いていない企業の中身を知りたいときは、間に入る人に聞くのが早いこともあります。SaaS職種に強いエージェントに聞いてみると、公開されていない雰囲気の話まで拾えます。
当日に見るのは事業説明ではなく登壇者です
スライドの内容は採用ページとほぼ同じです。差が出るのは、誰が出てきて何を話すかのほうです。
- 現場の社員が登壇するか:人事だけなら、現場が採用に時間を割いていない可能性があります
- 入社1〜3年目の社員がいるか:自分に近い立場の話が聞ける会社は、定着に自信があります
- 失敗談が出てくるか:うまくいった話しかしない説明会は、判断材料になりません
質疑で「直近1年で退職した方はどんな理由が多いですか」と聞けるとよいです。答えにくい質問への向き合い方が、いちばん会社の性格を映します。
もう一つ見ておきたいのが、質疑の運び方です。挙手を待つだけでなく、事前に集めた質問へ答える形をとっている会社は準備が丁寧です。逆に「何かありますか」で沈黙が続いて終わる説明会は、参加者の関心を測る仕組みを持っていないことになります。当日の運営は、入社後の会議の進み方とも重なります。
カジュアル面談との違い
混同しやすいのですが、目的が違います。説明会は企業から求職者への一方向の情報提供が中心で、カジュアル面談は双方向のやり取りが中心です。
説明会は企業を知りたい段階、カジュアル面談は自分が合うかを確かめる段階で使い分けます。両方が案内されている企業なら、説明会に出てからカジュアル面談へ進むと質問が具体的になります。カジュアル面談で聞かれることと準備を先に見ておくと、次の段取りが立てやすくなります。
聞いておくと差がつく3つの質問
全体の質疑では聞きにくいことも、終了後の個別の時間なら聞けます。次の3つは求人票からは読み取れません。
- この職種の1日の流れ:会議の量と裁量の広さが見えます
- 直近に増えた部署と減った部署:会社がどこに投資しているかが分かります
- 中途入社の方の割合:受け入れに慣れているかの目安になります
いずれも数字で答えられるかどうかを見ます。感覚的な答えしか返らない場合、社内でも把握されていない可能性があります。
行かなくてよい場合
次に当てはまるなら、時間を別のことに使うほうが効率的です。
ひとつは、すでに応募を決めていて選考が進んでいる場合です。もうひとつは、案内が「どなたでも」型で、内容が採用ページと同じだと分かる場合です。事業説明のスライドを聞くだけなら、求人票の書き方の癖を押さえて自分で読み込むほうが速く済みます。
よくある質問
中途の説明会をめぐって迷いやすい点をまとめました。
Q1. 服装はどうしますか?
A. 案内に指定がなければオフィスカジュアルで問題ありません。選考一体型ならスーツにします。
Q2. 参加したのに応募しないのは失礼ですか?
A. 失礼にはあたりません。合わないと分かったこと自体が説明会の成果です。
Q3. 在職中でも参加できますか?
A. 平日夜や土曜の開催が中心です。オンライン開催も増えています。
まとめ|案内文を読めば出るかどうかは決まります
中途の説明会は、参加そのものより「どの型か」を見分けるほうが大切です。型が分かれば、出る意味も当日の構え方も決まります。
- 案内文は情報提供型・面談併設型・選考一体型の3つに分かれる
- 「選考」の語があればその日から選考が始まっている
- 見るのはスライドではなく登壇者の顔ぶれ
- 個別面談の枠はその場で申し込む
- 応募を決めているなら出なくてよい
案内が届いたら、まず本文に「選考」「個別面談」の語があるか探してください。そこで判断できます。
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