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面接が終わると、まず気になるのは結果です。手応えを思い返して、受かったか落ちたかを何度も考えてしまいます。
ただ、結果を待つ時間に価値はありません。同じ時間を使うなら、その日のうちに面接の中身を記録に残すほうが、次の面接で効いてきます。
この記事の結論
面接当日に残すのは「聞かれた質問」「答えられなかったこと」「相手の反応が変わった瞬間」の3つです。質問は要約せず原文のまま書きます。記録がたまると、次に何を準備すればいいかが自分で分かるようになります。
面接は「終わってから」が半分
同じ会社を2回受けることはほとんどありません。それでも、聞かれる質問は会社をまたいで重なります。志望動機、退職理由、これまでの経験、今後やりたいこと——この4つはどこでも聞かれます。
つまり1社目で聞かれた質問は、2社目でも高い確率で聞かれます。1回目でうまく答えられなかった質問をそのままにすると、同じ場面で同じように詰まります。
逆に、記録して準備し直せば、2社目では答えられます。面接の回数が経験になるかどうかは、終わったあとの30分で決まります。
当日中に残す3つの記録
書くのは3つだけです。長く書く必要はなく、メモアプリに箇条書きで残せば足ります。
| 記録するもの | 書き方 | 次にどう使うか |
|---|---|---|
| 聞かれた質問 | 要約せず、言われたままの言い回しで | 同じ質問への答えを作り直す |
| 答えられなかったこと | 詰まった箇所と、そのとき言った言葉 | 次の面接までに準備する項目になる |
| 相手の反応が変わった瞬間 | どの話でメモを取ったか、質問が増えたか | 刺さる話題が分かる |
記憶が消えるのは翌日から
面接直後は全部覚えている気がしますが、翌日には質問の言い回しが思い出せなくなります。残るのは「だいたいこんなことを聞かれた」という要約だけです。
要約になってしまうと、準備し直す対象がぼやけます。帰り道の電車の中で構わないので、その日のうちに書き切ります。
質問は原文のまま書く
「志望動機を聞かれた」と書くと、次に見返したときに何も思い出せません。実際には「なぜ同業ではなく、この業界を選んだんですか」と聞かれていたかもしれません。
要約した瞬間に、その質問の難しさが消えます。答えにくかったのは言い回しのせいなので、言い回しごと残します。
あわせて、自分がどう答えたかも短く書いておきます。「経験を活かせると答えた」ではなく、実際に口に出した言葉を1行で。読み返すと、抽象的すぎたかどうかがすぐ分かります。
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では、実際に聞かれた質問を伝えると、その企業がどこを見ているかを踏まえた答え方を教えてもらえます。自分では気づけない前提のずれが見つかることもあります。
答えられなかった質問を次の準備に変える
詰まった質問は3つの型に分かれます。事実を思い出せなかったもの、考えを整理できていなかったもの、そもそも想定していなかったものです。
事実の抜けは、経歴を書き出しておけば防げます。数字や時期を1枚にまとめておくと、その場で迷いません。
考えの整理不足は、答えを文章にして声に出すと解消します。頭の中で分かっているつもりの話ほど、口に出すと止まります。練習の手順は転職面接の練習方法で扱っています。
想定外の質問は、記録がたまるほど減ります。3社も受ければ、質問の範囲はかなり見えてきます。
手応えと結果は一致しない
話が弾んだのに見送りになることもあれば、淡々と終わったのに通過することもあります。面接官の態度は評価と直結していません。
沈黙が多かったのは、こちらの回答を書き取っていただけかもしれません。逆に盛り上がったのは、雑談で終わってしまい評価材料が集まらなかった可能性もあります。
だからこそ、手応えではなく中身を記録します。感触は当てにならないが、聞かれた質問は事実として残ります。
見送りの連絡が来たときにやること
見送りのメールは、読んだらそれで終わりにして構いません。文面から理由を読み取ろうとしても、定型文なので何も出てきません。
やることは1つだけです。その会社の記録を開いて、詰まった質問に印をつけます。次の面接までにそこを埋めれば、この1社は無駄になりません。
理由は聞いてよいのか
企業に直接聞いても、答えてもらえないのが普通です。採用の基準は社外に出さないためで、冷たいわけではありません。
エージェント経由で応募していれば、担当者が理由を聞ける場合があります。「経験が足りない」ではなく「志望動機が他社と同じに見えた」といった具体が返ってくることもあり、これは次に直接効きます。
記録がたまると何が変わるか
3社分の記録がそろうと、質問の重なりが見えてきます。毎回聞かれる質問が5つほどに絞られ、そこだけ準備すれば大半に対応できると分かります。
- なぜ辞めようと思ったのですか
- なぜこの業界・この会社なのですか
- これまでの仕事で何をしてきましたか
- 入社したら何をやりたいですか
- 何か質問はありますか
自分の答えの癖も見えます。抽象的な言葉で終わっている、前職の話が長い、聞かれていないことまで説明している——読み返すと気づきます。
それでも通らない状態が続くなら、面接そのものではなく手前でつまずいている可能性があります。応募先の選び方や書類の段階を見直す手順は転職活動が長引いたときの立て直し方にまとめています。
よくある質問
Q. 面接の記録はどこに残せばいいですか?
A. スマホのメモアプリで十分です。会社名と日付を見出しにして、質問を箇条書きで並べます。あとから検索できる形なら何でも構いません。
Q. 録音してもいいですか?
A. 無断での録音は避けます。相手の許可を得るのが前提で、実務上は断られることがほとんどです。終わってからメモに残すほうが現実的です。
Q. 圧迫的な面接だった場合も記録しますか?
A. 記録します。ただし記録するのは質問の中身で、態度そのものは判断材料として別に扱います。見極め方は関連記事で扱っています。
Q. 何社分たまれば十分ですか?
A. 3社を目安にすると質問の重なりが見えてきます。5社を超えると新しい質問はあまり出てこなくなります。
まとめ
面接が終わったら、当日中に3つだけ残します。聞かれた質問、答えられなかったこと、相手の反応が変わった瞬間です。
質問は要約せず、言われたままの言い回しで書きます。要約すると、その質問の難しさが消えてしまうからです。結果を待つ時間を記録に使えば、落ちた面接も次の準備に変わります。
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