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同期がまた1人辞めた。新卒で辞める人って、実際どのくらいいるんだろう……。
周りが辞めていくと、自分も辞めるべきか、まだ早いのか、気になってきます。
結論から言うと、大学を出て就職した人の31.2%が、3年以内に最初の会社を辞めています。
1年目で辞める人も、およそ10人に1人です。この記事では、厚生労働省の最新の数字を、学歴・会社の規模・業界に分けて読み解きます。

辞める人が多いなら、私が辞めても普通なのかな…
この記事でわかること
- 新卒が3年以内に辞める割合(最新の数字)
- 1年目・2年目・3年目ごとの割合
- 学歴・会社の規模・業界による違い
- 数字を自分の判断に使うときの注意点
新卒で就職した大学卒の31.2%、高校卒の36.9%が、3年以内に辞めています。
辞める割合は、会社の規模や業界で2倍以上の差があります。
ただし、周りが辞めているかどうかと、自分が辞めるべきかは別の話です。
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新卒が辞める割合は?大卒は3年以内に31.2%
新卒が辞める割合は、大学卒で3年以内に31.2%です。厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和5年3月卒業者)」による、令和5年3月に卒業して就職した人の数字です。
ほぼ3人に1人が、最初の会社を3年以内に離れている計算になります。
前の年(令和4年3月卒)は33.8%だったので、2.6ポイント下がりました。それでも、大学卒の3年以内の離職率は長く3割前後で推移しています。
「離職率」は、就職した人のうち辞めた人の割合です。この調査では、雇用保険の記録をもとに、最初の会社を辞めた人を数えています。
1年目・2年目・3年目でみる辞める割合
大学卒の31.2%を、就職してからの年数で分けると次のとおりです。
| 就職してから | 辞めた人の割合(大学卒) |
|---|---|
| 1年目 | 11.0% |
| 2年目 | 10.9% |
| 3年目 | 9.3% |
| 3年以内の合計 | 31.2% |
出典:厚生労働省(2026年10月公表)。
いちばん多いのは1年目です。入社1年目で辞める人も、およそ10人に1人います。
1年目に多いのは、入社前に思い描いていた仕事と、実際の仕事との違いに気づきやすい時期だからと考えられます。2年目・3年目も、毎年1割ほどが辞めています。
学歴別にみると、高卒・短大卒はさらに高い
辞める割合は、学歴によっても変わります。
| 学歴 | 3年以内に辞めた割合 | 前の年との差 |
|---|---|---|
| 中学卒 | 54.5% | 0.4ポイント増 |
| 高校卒 | 36.9% | 1.0ポイント減 |
| 短大等卒 | 43.1% | 1.4ポイント減 |
| 大学卒 | 31.2% | 2.6ポイント減 |
出典:厚生労働省(令和5年3月卒業者)。
大学卒がいちばん低く、高校卒は3人に1人以上、短大等卒は4割を超えます。
若いうちに就職した人ほど、働き始めてから「思っていた仕事と違う」と気づく機会が多いと考えられます。
会社の規模で辞める割合は大きく変わる
会社(事業所)の規模で見ると、差はさらに大きくなります。
| 事業所の規模 | 大学卒 | 高校卒 |
|---|---|---|
| 5人未満 | 58.2% | 61.3% |
| 1,000人以上 | 24.2% | 24.4% |
出典:厚生労働省(令和5年3月卒業者)。
規模が小さいほど辞める割合が高く、5人未満と1,000人以上では2倍以上の差があります。
小さな会社は、教える人が少ない、配置を変えにくい、といった事情を抱えやすいことが一因と考えられます。大きな会社でも、4人に1人は3年以内に辞めています。
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業界別に辞める割合が高いのは宿泊・飲食サービス
業界ごとに見ると、大学卒で3年以内に辞める割合が高いのは、次の業界です。
| 業界 | 3年以内に辞めた割合(大学卒) |
|---|---|
| 宿泊業・飲食サービス業 | 49.9% |
| 生活関連サービス業・娯楽業 | 49.8% |
| 教育・学習支援業 | 42.3% |
| 医療・福祉 | 39.1% |
| 小売業 | 38.1% |
出典:厚生労働省(令和5年3月卒業者)の産業別の集計。
人と直接向き合う仕事が多く、土日や夜に働く業界ほど高い傾向があります。
反対に、辞める割合が低い業界は、離職率が低い業界を紹介した記事でくわしく見ています。
数字から分かる3つのこと
ここまでの数字を、自分の判断に使える形にまとめます。
| 分かること | 自分に当てはめると |
|---|---|
| 辞めるのは珍しくない | 辞めたい気持ちを持つこと自体を責めなくてよい |
| 1年目がいちばん多い | 入社前の想像と実際の差を、言葉にしておくと次に生きる |
| 規模や業界で2倍以上の差 | 辞める理由が会社の側にあるのか、自分の側にあるのかを分けて考える |
大切なのは、割合は「みんなの平均」でしかないという点です。
3年以内に辞めた人がその後どう考えるかは、短期離職は何年からかをまとめた記事で、面接での見られ方とあわせて書いています。
「3人に1人が辞めているから大丈夫」と、理由を整理しないまま辞めるのは避けましょう。次の面接では、割合ではなく、あなた自身の辞めた理由を聞かれます。
「みんな辞めているから」で決めないためのチェック
辞めるか迷ったら、割合より先に、次の4つを確かめます。
- 辞めたい理由を、ひとことで書き出せるか
- その理由は、異動や相談で変えられないことか
- 次の会社で、同じ理由を確かめる方法が分かっているか
- 心や体の不調が出ていないか
4つ目に当てはまるなら、割合や時期を気にせず、まず休むことを優先してください。
1年目で辞めるかどうかの考え方は、新卒1年目で辞めたいときの考え方で、辞めてよいサインと残ったほうがよいサインに分けています。
短い期間で辞めるのが続くのが心配なら、短期離職を繰り返さないための会社選びも参考にしてください。
会社を選び直すときは、求人票の「3年後の定着率」や「平均勤続年数」を見ておくと、同じことを繰り返しにくくなります。
新卒が辞める割合についてのよくある質問
新卒で辞める人は、どのくらいいますか?
厚生労働省の集計では、令和5年3月に大学を卒業して就職した人のうち31.2%が、3年以内に最初の会社を辞めています。高校を卒業して就職した人では36.9%です。1年目のうちに辞める大学卒の人も11.0%いて、およそ10人に1人です。
新卒で辞める割合は増えていますか?
令和5年3月卒の大学卒は31.2%で、前の年(令和4年3月卒)の33.8%から2.6ポイント下がりました。大学卒の3年以内の離職率は、長く3割前後で推移しています。年によって上下はありますが、「3人に1人」という目安は大きく変わっていません。
辞める人が多い会社かどうかは、どうやって調べますか?
求人票や会社の採用ページで、新卒の3年後の定着率や平均勤続年数を確かめます。書かれていなければ、面接で「入社3年目の人は、何割くらい残っていますか」と聞いても失礼にはあたりません。数字を出さない会社は、ほかの答えとあわせて判断しましょう。
まとめ|割合は目安、決めるのは自分の理由
大学を出て就職した人の31.2%、高校卒の36.9%が3年以内に辞めています。
1年目で辞める人も約1割いて、会社の規模や業界によって2倍以上の差があります。
辞めるのは珍しくありませんが、決め手になるのは周りの数字ではなく、自分の辞めたい理由です。
今日は、辞めたい理由をひとことで書き出すところから始めてみましょう。
\ 新卒で辞めるか迷っている方へ /
周りが辞めていくと、自分も早く決めなければと焦りやすくなります。ひとりで考えていると、次の会社で確かめる点を見落としがちです。
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