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- 資格欄は数を埋める欄ではなく、応募先の仕事と関係があるかで選ぶ
- 資格名は略称ではなく正式名称で書く
- 勉強中の資格は「取得に向けて学習中」と書いてよい
- 書ける資格がなくても空欄にせず「特になし」と記入する
履歴書の資格・免許欄は、欄が小さいわりに迷いやすい場所です。持っている資格を全部書くべきか、勉強中のものは書いていいのか、何も持っていないときはどうするのか。第二新卒は社会人歴が短いぶん保有資格も少なく、ここで手が止まりがちです。
この記事では、書く資格の選び方から正式名称の表記、資格がないときの書き方までを順に説明します。
資格欄は何のためにあるか
採用担当者が資格欄を見る目的は、資格の数を数えることではありません。応募先の業務に関係する知識や技能を持っているかを確かめるためです。
資格欄は「いくつ持っているか」ではなく「仕事とどうつながるか」で見られます。関係のない資格を並べて欄を埋めても、評価が上がることはありません。
むしろ、業務と無関係の資格が続くと、何を強みとして伝えたいのかが読み取りにくくなります。第二新卒は実務経験が短いぶん、資格が学ぶ姿勢を示す材料にもなりますが、それも応募先と結びついてこそです。
書く資格と、書かない資格の分け方
迷ったときは、次の4分類に当てはめると判断できます。
| 分類 | 例 | 履歴書での扱い |
|---|---|---|
| 業務に直結する | 簿記(経理)、宅地建物取引士(不動産)、語学系(英語を使う職場) | 必ず書く |
| 業務に間接的に関わる | 普通自動車免許、MOS、ITパスポート | 書く。営業職や事務職では特に効く |
| 業務と関係がない | 趣味の検定、級位の低い語学検定 | 原則として書かない |
| 取得に向けて勉強中 | 受験予定が決まっているもの | 書き方を変えて書く(後述) |
※ 表は横にスクロールできます
判断に迷うのは2つ目の「間接的に関わる」です。求人票に「普通自動車免許(AT可)」と書かれていれば、それは業務要件なので必ず書きます。書かれていなくても、営業職なら移動があるため書いておいて損はありません。
級位の低い検定は扱いが分かれます。応募先が語学を使わないなら、英検3級を書いても情報量はほとんどありません。ただし他に書けるものがない場合は、空欄よりは書いたほうが良いこともあります。
書ける資格が1つもないとき
保有資格がない場合でも、資格欄を空欄のままにしてはいけません。書き忘れたのか、持っていないのかが読み手に分からないためです。「特になし」と記入して、意図して空けたことを示します。
第二新卒の選考で資格が決め手になることは多くありません。見られているのは前職で何を任され、どう進めていたかです。資格の有無で応募をためらう必要はありません。
とはいえ、自分の経験がどの求人と噛み合うのかは一人では判断しにくい部分です。営業経験があってSaaS業界も見てみたい方はSaaS特化のエージェントに無料相談する
。第三者に経歴を見てもらうと、資格以外の材料が見つかることがあります。
資格名は正式名称で書く
資格欄でいちばん多い書き間違いが、普段の呼び方をそのまま書いてしまうことです。略称は人によって指すものが違うため、確認の手間をかけさせてしまいます。
| 普段の呼び方 | 履歴書に書く名称 |
|---|---|
| 普通免許 | 普通自動車第一種運転免許 |
| 簿記3級 | 日商簿記検定試験3級 |
| 英検2級 | 実用英語技能検定2級 |
| MOS | マイクロソフト オフィス スペシャリスト |
| 宅建 | 宅地建物取引士資格試験 |
正式名称が分からないときは、合格証書や試験を実施している団体のページで確認できます。数字の級は「3級」と算用数字で書き、団体名まで含めるかどうかは書類全体で統一します。
勉強中・取得予定の資格はどう書くか
勉強している途中の資格も書けます。ただし取得済みのものと混ざらないよう、状態が分かる書き方にします。
受験する日が決まっている場合
「日商簿記検定試験2級 2026年11月受験予定」のように、受験時期を添えて書きます。いつ結果が出るのかが伝わるので、採用側は入社時点の状態を想像できます。
受験時期が決まっていない場合
「日商簿記検定試験2級 取得に向けて学習中」と書きます。時期を書けないぶん弱く見えますが、業務に関係する資格なら学ぶ姿勢は伝わります。
免許・資格の並べ方と取得年月
免許を先、資格を後に書く
慣例として、運転免許などの「免許」を先に書き、検定や試験の「資格」を後に書きます。それぞれの中では取得した順に古いものから並べます。
西暦と和暦は書類全体で揃える
履歴書の中で西暦と和暦が混ざっているのは、それだけで雑な印象になります。学歴欄で西暦を使ったなら、資格欄も西暦にします。職務経歴書とも揃えてください。
取得年月は「2025年6月 日商簿記検定試験3級 合格」のように、年月・名称・「合格」または「取得」の順で書くと読みやすくなります。免許の場合は「取得」を使います。
職務経歴書では資格をどう扱うか
履歴書に資格欄がある以上、職務経歴書にも同じものを並べる必要はありません。職務経歴書に書くなら「その資格を業務でどう使ったか」までを添えます。
たとえば簿記3級なら、資格名だけでなく「月次の伝票入力を担当し、決算補助にも関わった」と続けます。資格が実務とつながっていることが伝わり、履歴書の一行と重複しません。
書き方の全体像は第二新卒の職務経歴書の書き方で説明しています。
資格欄についてよくある質問
資格は多いほど有利になりますか
数は評価に直結しません。応募先の業務と関係する資格が1つあるほうが、無関係な資格が5つ並ぶより伝わります。
落ちた試験のことは書いたほうがいいですか
不合格の記録を書く必要はありません。再受験する予定があるなら「取得に向けて学習中」として書けます。
資格欄が足りないときはどうしますか
応募先との関係が薄いものから省きます。それでも入らない場合は、職務経歴書側に「保有資格」の項目を作って続けます。
社内でしか通用しない認定は書けますか
前職の社内認定は、名称だけでは伝わらないことがあります。書く場合は「(社内認定)」と添え、何ができる証明なのかを一言補います。
まとめ|資格欄は「関係するか」で選ぶ
- 資格欄は数ではなく、応募先の業務と関係するかで選びます
- 略称ではなく正式名称で書き、西暦と和暦は書類全体で揃えます
- 勉強中の資格は「受験予定」「学習中」と状態を明記します
- 取得していない資格を取得済みのように書くことは避けます
- 書ける資格がなくても空欄にせず「特になし」と記入します
- 第二新卒の選考で資格が決め手になることは多くありません
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