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転職エージェントに登録したものの、連絡が多い、紹介が合わない、そもそも転職をやめた。理由はいろいろですが、やめたいときは伝えるだけで手続きは終わります。違約金も、次に使えなくなる仕組みもありません。
転職エージェントは、企業が採用したときに手数料を払う仕組みで動いています。求職者からお金を取るモデルではないので、途中でやめても請求は起きません。
とはいえ、言い出しにくいと感じる人は多いはずです。伝え方の型、引き止められたときの返し方、そして退会せずに済ませる方法まで整理します。
- 退会はメール1通で済む。費用も違約金もかからない
- 理由を細かく説明する義務はない
- 担当者が合わないだけなら、変更を頼むほうが早い
- また使いたくなったら再登録できる
退会の前に|やめたい理由を3つに分ける
やめたくなる理由は、担当者・紹介内容・転職そのものの3つに分かれます。どれに当てはまるかで、退会が最善とは限りません。まず自分がどれなのかを確かめてください。
この整理をおすすめするのは、退会が最短ルートとは限らないからです。登録から面談までには自分の経歴を説明する手間がかかっています。別の会社に移れば、その手間をもう一度払うことになります。
| やめたい理由 | まず試すこと | それでも合わないなら |
|---|---|---|
| 担当者が合わない | 担当者の変更を申し出る | 退会して別の会社へ |
| 紹介される求人が違う | 条件を数字で伝え直す | 得意分野の違う会社へ |
| 連絡の頻度がつらい | 連絡手段と頻度を指定する | 一時停止を依頼する |
| 転職自体をやめた | — | そのまま退会でよい |
※ 表は横にスクロールできます
上の3行は、退会しなくても解決する可能性があるものです。せっかく登録して面談まで済ませたのに、担当者との相性だけでやり直すのはもったいない話です。
とくに連絡の頻度は、伝えれば大抵は調整されます。メールのみにしてほしい、平日夜は避けてほしい、週1回にまとめてほしい。具体的に頼めば、担当者もそのとおりに動きます。
退会の伝え方|メール1通で足りる
メールで「利用を終了したい」と伝えれば完了します。理由を細かく書く必要はありません。
担当者にメールを送るのがいちばん確実です。マイページに退会フォームがある会社もありますが、担当者がついているなら一言添えるほうが手続きが早く済みます。
メールのほうが記録が残る
電話で伝えても構いませんが、メールのほうが記録が残るぶん安心です。言った言わないになりにくく、あとから手続きの状況を確認するときにも役立ちます。
そのまま使える文面
退会を伝えるメールの例
件名:サービス利用終了のご連絡
○○様
お世話になっております。□□です。
このたび、諸事情によりサービスの利用を終了させていただきたく、ご連絡いたしました。
ご対応いただきありがとうございました。
お手数ですが、退会の手続きをお願いいたします。
□□
ポイントは「諸事情により」で十分だという点です。担当者が悪かったと書く必要はありませんし、書いたところで手続きが変わるわけでもありません。
ただし、担当者の対応に具体的な問題があった場合は、会社の窓口に伝える価値があります。個人を責めるためではなく、同じことが繰り返されないようにするためです。
引き止められたらどうする
退会を伝えると、理由を聞かれたり、もう少し続けてはどうかと提案されたりすることがあります。担当者にとっては成果に関わる話なので、ある程度は当然の反応です。
よくあるのは、条件を広げれば紹介できる求人がある、いま選考中の企業だけは続けてはどうか、といった提案です。内容として妥当なこともあるので、一度は聞いてみて構いません。
ただし、しつこく食い下がられるのは筋の違う話です。利用をやめる判断は求職者の側にあり、続けるかどうかを説得される筋合いはありません。
対応は簡単で、同じ文面をもう一度送るだけです。議論する必要はありません。「ご提案ありがとうございます。方針は変わりませんので、手続きをお願いいたします」で足ります。
感情的なやり取りにする必要はまったくありません。相手も仕事として聞いているだけなので、こちらが淡々と繰り返せば、それ以上は続きません。
退会せずに「連絡を止める」という手もある
転職を先送りしただけで、いずれ再開するかもしれない。そういうときは退会ではなく、連絡の一時停止を頼むほうが合理的です。
第二新卒の場合、いまは辞めないと決めても、1年後にまた考える可能性は十分あります。そのときに情報が残っているかどうかで、再開の速さがかなり変わります。
伝え方は「しばらく転職活動を中断するので、連絡を止めていただけますか。再開するときはこちらからご連絡します」。登録情報も面談で伝えた条件も残るので、再開時に一から説明せずに済みます。
一時停止なら、いつ再開するかを決めていなくても構いません。期限を聞かれたら「未定です」で問題ありません。
登録した個人情報はどうなる?
退会すると、多くの会社は登録情報を利用停止または削除します。ただし法令で保存が求められる記録は一定期間残ることがあり、完全に消えるとは限りません。
応募先に渡った情報は別扱い
すでに応募した企業に渡った情報は、その企業側で管理されます。エージェントを退会しても応募先から自動的に消えるわけではないので、必要なら応募先にも個別に連絡してください。
気になる場合は、退会の連絡と一緒に個人情報の取り扱いを尋ねてください。各社のプライバシーポリシーにも記載があります。
転職活動の記録は、自分の手元にも残しておくと安心です。応募した企業名と時期をメモしておけば、あとから同じ企業に別ルートで応募してしまう事故を防げます。
また使いたくなったら再登録できる
退会したあとに再登録することは可能です。ペナルティのような仕組みはありません。ただし前回の面談内容や希望条件は引き継がれないことが多く、もう一度最初から説明することになります。
再登録するときは、前回どこまで進んだかを自分でメモしておくと役に立ちます。応募した企業、見送りになった理由、伝えた希望条件。この3つがあれば、次の面談が短く済みます。
同じ会社に再登録した場合、前回の記録が社内に残っていることもあります。担当者が変わっていれば経緯を知らないので、こちらから前回の経過を伝えるとやり取りが早く進みます。
だから、しばらく休むだけなら退会より一時停止のほうが手間が少ないわけです。完全にやめるかどうかを決めてから動くと二度手間になりません。
なお、複数のエージェントを使っている場合、退会する会社と残す会社を分けられます。全部やめる必要はありません。
よくある質問
Q1. 退会に費用はかかりますか。
A. かかりません。転職エージェントの利用は求職者側は無料で、退会にも費用は発生しません。企業側が採用時に手数料を払う仕組みだからです。
Q2. 選考が進んでいる途中でも退会できますか。
A. できますが、応募先の企業にも連絡が必要になります。選考中の企業がある場合は、その旨を伝えて辞退の手続きもあわせて依頼してください。
Q3. 返信がなく退会できているか分かりません。
A. 数日待って返信がなければ、会社の問い合わせ窓口に連絡してください。担当者個人ではなく会社宛てにすると、記録が残って確実です。
まとめ
退会はメール1通で完了し、費用も違約金もかかりません。理由は「諸事情により」で十分で、引き止められても同じ文面を送り直せば済みます。
手続きそのものは驚くほど簡単です。身構えて先延ばしにするより、思い立った日に1通送ってしまうほうが気が楽になります。
ただし、やめる前に理由を3つに分けてみてください。担当者・紹介内容・連絡頻度が原因なら、変更や条件の伝え直しで解決することがあります。転職自体をやめたのでなければ、いったん一時停止という選択もあります。
まずはいまの不満がどれに当てはまるかを書き出してみてください。それが決まれば、送る文面も決まります。
そのうえで、退会か一時停止か担当者の変更かを選べば、必要な連絡は1通で済みます。判断してから動くほうが、結局は早く片づきます。
\ 合わないと感じたら別の会社も /
エージェントは得意分野が会社ごとに違います。今の1社が合わないだけということもあります。相談のみの利用もでき、応募を決める必要はありません。
この記事を書いた人
にそつキャリア編集部|第二新卒・20代の転職、とくにSaaS業界へのキャリアチェンジに特化して情報を発信しています。求人票だけでは分かりにくい職種の違いや、選考でつまずきやすいポイントを、実務の流れに沿って整理してお届けします。



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