第二新卒でUターン転職はできる?地元に戻るときの進め方と注意点

第二新卒のUターン転職を表すアイキャッチ 第二新卒

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この記事の結論

第二新卒のUターン転職は可能です。ただし都市部と違うのは「求人の数」と「進み方の速さ」の2つで、同じやり方をすると空回りします。

面接では「地元に戻りたい」だけで終わらせないことが要点です。戻る理由と、そこで何をしたいかを分けて話せると、逃げの転職には見られません。

第二新卒のUターン転職は現実的か

結論から言うと、できます。第二新卒は「社会人経験があり、まだ育てられる」層として求められていて、これは地方の企業でも同じです。むしろ若手の採用に苦労している地方企業ほど、第二新卒を歓迎する傾向があります。

ただし、都市部と同じ感覚で進めると行き詰まります。変わるのは主に2つです。

ひとつは求人の数。職種によっては、県内の募集が数件しかないことがあります。もうひとつは進み方の速さで、面接の日程が2週間に1回しか取れない、といったことが起きます。数を打つ前提の進め方が使えません。

戻る理由は、面接で分けて話す

いちばん多い失敗は、「地元に戻りたいから」で説明を終えてしまうことです。採用側からすると、仕事の話が1つも入っていない志望動機に聞こえます。

分けるのは次の2つです。

分けるもの話す内容言い方の例
戻る理由(生活)家族の事情、生活の拠点を移す判断「生活の拠点をこちらに移すことにしました」と一言で済ませる
選ぶ理由(仕事)その会社・職種を選んだ理由、やりたいこと「前職で◯◯を担当し、御社の△△に近いと考えました」

順番は「生活を先に短く、仕事を後に長く」です。生活の事情は説明が要るので隠さず言い、そのうえで仕事の話に時間を使うと、納得されやすくなります。

逆に、生活の事情を伏せて仕事の理由だけを話すと、「なぜわざわざ地方に?」が最後まで残ります。

求人の探し方が3点変わる

求人サイトに出ない枠がある

地方は、公開求人になる前に決まってしまうことがあります。地元の商工会や取引先のつながりで採用が回るためです。サイトを見て「求人が無い」と判断するのは早いので、エージェントや県の就職支援窓口も並行して当たります。

エージェントは拠点で扱いが変わる

同じ会社でも、その地域に拠点があるかどうかで求人の持ち方が違います。全国型のエージェントに加えて、その県に拠点を持つところを1社入れておくと、出てくる求人が変わります。

応募から入社までが長い

面接の回数は同じでも、日程調整に時間がかかります。都市部で1か月半のところが2〜3か月になることを見込んでおくと、退職日の設定を間違えません。

その県に拠点があるかどうかで出てくる求人が変わるので、全国型と地域型を1社ずつ持つのが現実的です。第二新卒の求人を扱う相手から当たると、年齢条件で弾かれにくくなります。第二新卒向けの転職エージェントに相談してみる

年収は下がるのか|生活費とセットで見る

同じ職種なら、都市部より下がることが多いのは事実です。ただし手取りだけを比べても判断になりません。家賃と通勤にかかる分が変わるためです。

比べるなら、次の3つを引いた「残る額」で見ます。

  • 家賃——同じ広さで都市部の6〜7割になることが珍しくありません
  • 通勤にかかる時間と費用——車通勤なら車両費と燃料費が増えます
  • 実家に戻るかどうか——住居費が一時的にゼロになる場合は前提が変わります

逆に見落としやすいのは車の維持費です。地方では1人1台が前提の地域があり、駐車場・保険・車検を足すと月に数万円かかります。転職活動にかかるお金はいくら?第二新卒が備える費用の目安で活動中の費用も整理しているので、あわせて見ておくと総額を見誤りません。

先に辞めるか、在職のまま進めるか

Uターンでは、この判断が都市部より重くなります。理由は面接のたびに移動が発生するからです。

在職のまま進める場合、平日に現地面接を入れるのが難しく、活動が長引きます。一方で先に辞めると、収入が止まったまま2〜3か月を過ごすことになります。

在職のまま進めやすい人/オンライン面接に応じる企業が多い職種、有給が取りやすい、実家に滞在できる

先に辞めたほうが早い人/現地でしか選考できない職種、引っ越しを先に済ませる必要がある、貯蓄に余裕がある

どちらが有利かの一般論は【徹底比較】転職活動に有利なのはどっち?「在職中vs退職後」で比べています。Uターンの場合は、そこに移動の回数という条件が1つ足されると考えてください。

面接は「オンライン+1回現地」に寄せる

いまは一次をオンラインで受けられる企業が増えています。全部を現地でやろうとすると、交通費と日程で潰れます。

現実的なのは、一次と二次をオンライン、最終だけ現地という組み方です。応募のときに「現在は県外に住んでおり、一次はオンラインでお願いできますか」と添えるだけで、多くの企業は調整してくれます。

複数社を受けるなら、現地面接の日をまとめます。1日に2社入れられれば、往復の費用が半分になります。日程をまとめたい旨は、エージェント経由のほうが伝えやすいので、そこは遠慮せずに頼みます。

転職先が決まる前に引っ越すべきか

原則は決まってからです。決まる前に引っ越すと、収入が止まったうえに住居費が発生し、焦りから条件を下げやすくなります。

例外は2つあります。実家に戻れる場合と、家族の事情で移動の時期が決まっている場合です。この2つなら、先に移ってから探しても負担が増えません。

引っ越しの時期と入社日の合わせ方は転職で引っ越しが必要になったら|入社日との調整と費用の目安に手順があります。入社日・退職日・引っ越し日の3つは、決める順番を間違えると詰みます。

後悔しないための3つの確認

その仕事が地元にどれだけあるか

いま受けている1社が合わなかったとき、次があるかどうかです。県内に同職種の求人が数件しかないなら、次の転職で職種を変える前提になります。

戻る理由が今後も変わらないか

家族の事情なら数年で変わることがあります。都市部に戻る可能性を残すなら、都市部でも通用する職種を選んでおくと選択肢が消えません。

会社の商圏がどこまでか

県内だけで完結する会社と、全国や海外に出ている会社では、身につく経験が変わります。地方の企業でも、商圏が広ければ経験は都市部と変わりません。ここは求人票の取引先や事業所の一覧から読み取れます。

よくある質問

面接で「なぜ地元に戻るのか」を深く聞かれますか

聞かれます。すぐ戻ってしまわないかを確かめたいからです。事情を具体的に、ただし短く話せば十分で、長く説明するほど不安に見えます。

交通費は企業が出してくれますか

最終面接では出す企業がありますが、一次・二次は自己負担が一般的です。募集要項に書かれていなければ、エージェント経由で確認できます。

地方だと第二新卒の求人自体が少ないのでは

都市部より少ないのは確かです。ただし「第二新卒歓迎」と明記していなくても、若手を採りたい会社は多くあります。年齢条件だけで弾かず、業務内容で選ぶと候補が増えます。

いったん都市部で転職してから戻るのはどうですか

職種を固めてから戻るという意味では合理的です。ただし短期間で2回動くと経歴の説明が増えるので、戻る時期が決まっているなら一度で動くほうが説明は楽になります。

\ 地方の求人は、サイトに出る前に決まることがあります /

公開求人だけを見て「無い」と判断すると、選択肢を狭めます。エージェントは非公開の枠を持っていることがあり、オンライン面接の調整や現地面接の日程まとめも頼めます。

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まとめ

第二新卒のUターン転職は可能です。変わるのは求人の数と、進み方の速さの2つで、都市部と同じ数を打つやり方は使えません。

面接では、戻る理由(生活)と選ぶ理由(仕事)を分けます。生活の事情は短く、仕事の話は具体的に。この順番だけで印象が変わります。

年収は下がることが多い一方、家賃と生活費も変わります。手取りではなく「残る額」で比べると、判断を誤りません。引っ越しは原則、決まってからです。

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