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求人票の「研修制度あり」「未経験歓迎」という言葉から、実際にどう教えてもらえるかは読み取れません。
第二新卒は経験ではなく見込みで採られることが多く、入社後にどこまで教えてもらえるかが、そのまま仕事の立ち上がりを左右します。ここは入社前に確かめておく価値があります。
この記事の結論
中途の研修は新卒と別物で、実際は配属先のやり方で決まります。確かめるのは「誰が教えるか」「どのくらいの期間か」「最初に任される仕事」「相談先が決まっているか」の4つ。制度の有無ではなく、直近で入った人がどう立ち上がったかを聞きます。
「研修制度あり」から実態は読み取れない
この一文が指す中身は会社によってまったく違います。3か月の集合研修を組む会社もあれば、初日に資料を渡して終わりという会社もあります。どちらも求人票では同じ表記になります。
制度の有無と、自分が受けられるかどうかは別です。新卒向けの研修が整っていても、中途入社は対象外というケースは珍しくありません。
読み取れるのは「教える気がある会社かどうか」までで、その先は聞かないと分かりません。
中途と新卒で研修はまったく違う
新卒研修は同期がまとまって入るため、期間も内容も設計されています。一方の中途は入社時期がばらばらなので、集合研修という形をとりにくい構造があります。
その結果、中途の立ち上がりは配属先の裁量になります。丁寧な先輩がつけば早く慣れますし、全員が忙しければ見て覚えることになります。制度ではなく人で決まる部分が大きいということです。
だからこそ、聞くべき相手は人事ではなく現場です。面接で配属先の社員が出てくる回があれば、そこが確かめる場になります。
確かめたい4つのこと
抽象的に「教育体制はどうですか」と聞くと、抽象的な答えが返ってきます。次の4点に分けて聞くと具体が出てきます。
| 確かめること | 聞き方の例 | 答えから分かること |
|---|---|---|
| 誰が教えるか | 最初はどなたに教わる形になりますか | 担当が決まっているか、その場の人任せか |
| 期間の目安 | ひとりで回せるようになるまで、どのくらいが目安ですか | 立ち上がりに現実的な時間を見てもらえるか |
| 最初の仕事 | 入って最初の1か月は何を担当しますか | いきなり実戦か、段階を踏むか |
| 相談先 | 分からないことが出たとき、誰に聞く形ですか | 窓口が決まっているか、毎回探すことになるか |
4つとも、答えにくい質問ではありません。むしろ入社後を具体的に想像している人だと受け取られます。
- 制度の名前ではなく、実際の進み方を聞く
- 「どのくらいで」と期間を添えて聞く
- 人事より配属先の社員に聞く
- 答えが抽象的なら、直近の実例に言い換えて聞き直す
制度より「直近で入った人」を聞く
いちばん実態に近い答えが返ってくるのは、直近1年で中途入社した人がどう立ち上がったかを聞いたときです。
「最近入られた中途の方は、どのくらいで独り立ちされましたか」と尋ねると、実例が出てきます。実例が出てこない会社は、中途の受け入れ自体が少ないということです。
それ自体は悪いことではありませんが、前例がないぶん自分で進め方を決める場面が増えます。覚悟の要る環境かどうかが、この一問で分かります。
聞くタイミング
条件の質問は、選考の後半に回すのが無難です。一次面接で教育体制ばかり聞くと、受け身な印象が残ります。
二次以降か、逆質問の時間に1つか2つ混ぜるくらいがちょうどいい配分です。
自分から聞きにくい質問でもあります。マーキャリNEXT CAREERの無料面談
のようにエージェントを通していれば、過去に紹介した人がどう立ち上がったかを担当者が知っている場合があり、面接前に教えてもらえます。
配属先の人数から見当をつける
面接で聞かなくても、ある程度は推測できます。配属先の人数が少ないほど、教える余力は小さくなります。
5人の部署に中途が入れば、全員が自分の仕事を持ちながら教えることになります。20人いれば、教える役を分担できます。求人票の「配属部署」の欄や、面接での組織の説明から人数感はつかめます。
人数が少ない環境が悪いわけではなく、任される範囲が早い段階で広くなるという別の良さがあります。どちらを取るかの問題です。
教育体制が薄い会社が悪いわけではない
立ち上げ期の会社や少人数の部署では、整った研修を用意する余裕がないのが普通です。それでも成長する人はいます。
分かれ目は、聞ける相手が決まっているかどうかです。制度がなくても相談先が明確なら困りません。逆に立派な研修があっても、終わったあとに聞く相手がいなければ止まります。
だから4つのうち最後の「相談先」がいちばん効きます。ここだけは必ず確認しておきます。
入社後に「聞いていたのと違う」と感じたら
担当がつくと聞いていたのに実際は放置されている、ということは起こります。まずは事実を確認します。相手が忙しいだけなのか、そもそも決まっていなかったのかで対応が変わります。
前者なら時間を指定して聞きます。「15分だけお時間をいただけますか」と枠を切ると応じてもらいやすくなります。後者なら、上長に相談先を決めてもらう形になります。
どちらにしても黙って様子を見る期間は1か月までにします。それ以上続くと、覚えられないことが自分の能力の問題に見えてきます。詰まったときの立て直し方は転職先で仕事を覚えられないと感じたらで扱っています。
よくある質問
Q. 面接で教育体制を聞くと意欲が低いと思われませんか?
A. 聞き方によります。「教えてもらえますか」ではなく「最初は何を担当しますか」と聞けば、入社後を具体的に考えている印象になります。
Q. 未経験歓迎と書いてあれば教えてもらえますか?
A. 応募できるという意味であって、教育を約束するものではありません。実際にどう教えるかは別に確認します。
Q. エージェント経由なら教育体制を聞いてもらえますか?
A. 聞いてもらえます。担当者は過去の紹介実績を持っているので、面接前に情報が出てくることもあります。
Q. 入社前に配属先が分からない場合は?
A. 配属未定でも、中途の一般的な立ち上がり方は聞けます。「配属によりますが、目安として」と前置きすれば答えてもらえます。
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まとめ
求人票の「研修制度あり」からは実態が読み取れません。中途の立ち上がりは制度ではなく配属先のやり方で決まります。
確かめるのは、誰が教えるか・期間の目安・最初の仕事・相談先の4つです。とくに相談先が決まっているかどうかが、入社後のつまずきを一番左右します。制度の説明ではなく、直近で入った人の実例を聞くと本当のところが見えてきます。
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